MMX基礎知識

今現在まで、自分が蓄えてきた知識です。 役に立つか判りませんが、参考までにどうぞ。 PC9821シリーズの流れ 1期 2期 3期 最後に ついでに おまけ
〜PC9821シリーズの流れ〜 PC9821のXシリーズを大きく区分すると、大体以下のように分類されます。 1期              2期              3期 無印シリーズ          Xaシリーズ          新Xaシリーズ   94年7月〜          95年5月〜          96年6月〜 例)PC-9821Xa/U8W    例)PC-9821Xa7/C4,C8 例)PC-9821V13/S5,M7   PC-9821Xa/C9W      PC-9821Xa9/C4,C8   PC-9821V16/S5,M7   PC-9821Xa/C10W      PC-9821Xa10/C4,C12,K8,K12   PC-9821Xv13/W16   PC-9821Xa/U1      PC-9821Xa12/C8,C12,K8,K12   PC-9821Xa13/W12,W16   PC-9821Xn/U8W      PC-9821Xa13/K12,K16   PC-9821Xa16/W16,W30   PC-9821Xn/C9W など PC-9821Xt13/C12 など PC-9821Xc13/S5,M7 など 〜1期〜 1期に関しては、かなり苦労されているようです。 詳しい情報は判らないので、あえて省かして頂きます。 MMXレポートで、成功されている例がありますので、そちらをご参考に。 〜2期〜 2期は、基本的にMMX化出来ないのです。 それは、通常使っている、BIOSがMMXには対応していないからです。 (一部の機種では、ODPに付属しているBIOSアップグレーターで対応出来るようですが・・・) そのため、無理矢理CPUを変更した場合、内蔵のIDEインターフェースが無効になり、HDやCDが使用不 能になってしまいます。(※IDEを無効にしなければならないのは、PentiumMMXのみ) それを解決する為に、いくつかの方法があります。 1.他デバイスを使う方法。 2.フリーで出回っているデバイスソフトを使用する方法。 3.専用のCPUアクセラレータを購入する方法。 当時解決策が1.の方法でしか出来なかったので、私はそれを選んだのですが、現在までに、様々な方法で載せ 替えが出来るようになりました。 1.の方法ですが、これには、SCSIボード、あるいは、IDEボードなどを使用します。 SCSIボードはいくつか出ているので、説明は不要でしょう。 IDEボードですが、98用には、あまり多く作られておりません。 Cバスに対応した、IDE−98なんかは、今では貴重かと思われます。(98はPCIバスが少ないし…) 全SCSI化がCPUに負担がかからなくて良いのですが、それにかかる費用は馬鹿になりませんね。 一番は、アイオーのIDE−98、UIDE−98などが安上がりかと。 2.の方法ですが、これは、「P55CSUP.SYS」を使用したものです。 これを使用すれば、現状のままで、HD、CD共に使用出来るのですが、設定が面倒なので、あまりお勧め出来 ません。 中には、ブートドライブをSCSI−HDにして、CDだけは元々あるものを使用出来るよう設定されている方 もいらっしゃいました。 3.はそのままです。 さてPentiumですが通常Soket5のCPUソケットが採用されているため、MMXを載せるためには電圧を変換し なければなりません。(Soket5では3.3Vの電圧が供給されているが、MMXでは、通常2.8Vの電圧しか要しない) その変換に使われているものが、世間一般では、下駄と呼ばれるものです。 現在、その下駄には色々種類がありますが、下記のものが主です。 ・PL-Pro/MMX 3.01(PowerLeap) ・PL-Pro/MMX 4.00(PowerLeap) ・PL-Pro/MMX 4.01(PowerLeap) ・PL-Pro/MMX Plus!(PowerLeap) ・MultimediaUpgradeKit P55C-K6-S ・MultimediaUpgradeKit P55C-K6-S1(Rev.A) ・MultimediaUpgradeKit P55C-K6-S1(Rev.B) これらを使っても動作しないCPUがあります。 それが、AMD−Kシリーズです。 これを使用するためには、下駄に加えて、下記のものが必要です。 ・I-O PK-686P125の下駄 ・MELCO MTSA-M1T I-Oのものは、値段が2万以上するので下駄だけのために、手にするのは考えてしまいますね。 MELCOのものは、販売終了してしましって、手に入れるのは困難です。 また、ある情報では、98年5月中に一時、秋葉原で再販があったそうです。 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 (1999/01/20現在) MTSA-M1Tと同等のチップを加えた下駄も発売されました。 ・MultimediaUpgradeKit P55C-ECO-R2 但し、在庫薄の為、これもすぐに売り切れてしまいます・・・ (2000/01/17現在) 他にも、いくつかあります。 ・PL-Pro/MMX Plus 魔法へ 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 〜3期〜 3期はほぼ、BIOSがMMXに対応されていると思われるので、IDE−98、全SCSI化が必要ないです。 しかし、通常使われているIDEでは動作が遅いので、中には2期同様にIDEを無効されている方もおります。 話は戻りますが、こちらは、MMX化する場合、下駄のみで可能です。(Soket5の場合) 下駄に関しては、2期と同様ですのでそちらを参考にして下さい(もちろんAMD−Kシリーズに関してもです)。 また、この辺りから、ソケットの横にVRMソケットなるソケットが付いた機種があります。 この場合、そのVRMにユニットを付ければ良いのですが、98用のVRMユニットは発売されておらずAT互換 のものを若干改造し装着します。 そうすると、MTSA-M1TやPK-686P125無しでAMD−Kシリーズは動作するそうです。 〜最後に〜 以上の知識を付けた上でも、CPUを付け替えるのはリスクが伴います。 もし、そんなリスクを背負ってまで、アップグレードしたくない方には、メーカーより発売されている CPUアクセラレータ何かお勧めです。 I−O DATA ・K-K6H333/98 ・PK-MII300/98 ・PK-MXP233/98 ・PK-MXP200/98 メルコ ・HK6-MD350-N3 ・HK6-MD366-N2 ・HK6-MD333-N2 ・HK6-MD333-N ・HK6-MD300-N2 ・HK6-MD300-N まだまだ、ありますね.. CPUを載せ替えると、やはりベースクロックも変更したくなるものです。 しかし、本来98が持っている機能はあくまでデフォルトのものがベースとなっており、それ以上のクロックを 叩き出すと何らかの不具合が起こる場合があります。 例えば、メモリーが不安定になったり、発熱が激しく、熱暴走を起こしたり・・・ 熱暴走は、充分な98本体内の換気、高性能なクーラーなどで解決出来ますが、メモリーが不安定になってしま うと結構大変です。 本来、98のメモリーアクセススピードは70nsと言われております。(もちろんSIMMの話ですが) それは、本来のCPUに合わせたスピードだったので充分こと足りたのですが、これを性能以上のスピードにし てしまった場合、当然付いて来れなくなります。 その場合、高アクセスするメモリーにしてしまえば、大体は解決出来たりします。 しかし、それでも、解決出来ないときがあります。 当然ですが、98本体内部には様々なハードが設置されており、その全てがCPUを通して動作しています。 従って、付いて行けないハードはどんどんエラーを起こします。 ある時は、セカンドキャッシュが、ある時はグラフィックボードが・・・ コレについては個体差もあり、何とも言えません。 ちなみに、私はメモリー(SIMM32*2)を二度買い換えました・・・(涙) 〜ついでに〜 現在、旧機種である、1期、2期のすべてがSIMM(72P)を使用しておりますが、大分数が少なくなって おります。 そのため、値段も下がらず、今では64Mのメモリを手に入れるのに、SDRAM64M以上の値段を支払わな くては購入できません。(99/ 1/21現在) メーカーものも何れは・・・ さらに、専用のセカンドキャッシュも現在ではほぼ無い状態となっており、時々見かけられれば何かラッキーと 言う気がします。 もし、今後CPUのパワーアップを望のであれば、その辺りも考慮しておいた方が良いでしょうね・・・ くどいかも知れませんが、改造は個人の責任で行って下さい。

〜おまけ〜
せっかくなので所持していた下駄の設定表を載せます。

MultimediaUpgradeKit P55C-K6-S,S1(Rev.A,Rev.B)の設定
倍率JP1JP2JP3
×1.5(3.5) 
×2.0(6.0)  1-2  
×2.5   1-21-2
×3.0     1-2
×4.0 1-21-2  
×4.5 1-21-21-2
×5.0 1-2  1-2
×5.5 1-2    
電圧JP4JP5
2.09V1-21-2
2.13V1-22-3
2.19V2-31-2
2.24V2-32-3
2.11V1-2  
2.8V 2-3  
2.9V   1-2
3.2V   2-3
5.0V  

←Rev.Bは2.2V、Rev.A以前は2.5V

〜魔法〜
最近では、普通の下駄にAMD社のK6を使用出来るよう、細工を施された下駄が発売しました。
それらを使えるようにした下駄を私たちの間では「魔法の下駄」などと呼ぶようになりました。
上記でも述べておりますが、これらは品薄、高額ゆえに、なかなか手に入りません。
ところが、最近では、「魔法の下駄」として販売するものもあります。
ロンテック社の「PL-J98」、超級電脳製の「P55C-ECO-R2A」など・・・
数こそは多くは作られていないのですが、以前に比べれば手には入りやすくなりました。
また、CPU自体の価格も下がっており、メーカーから発売されているK6搭載のアクセラレーターを使用する
人におります。
その中で現在注目されている下駄があります、それが、メルコ製の「HK6-MD350-N3」です。

この特徴として、通常の倍率をさらに倍にする機能が備わっております。
例) 50MHz * 3.5 * 2 = 350MHz

この特徴を利用して、通常では備わっていない倍率を叩き出すことが出来ます。
これを呼称するなら、「魔法プラス」と言うところでしょうか?(笑)

(1999/05/26現在)
「HK6-MD350-N3」、この商品も消えつつあります。
話によれば、カタログからは削除されているとか・・・

(2000/01/17現在)
最近、「HK6-MD350-N3」、この後継機が現れております。
しかし、あまり安定しないとか・・・(誤解のないように申し上げておきますが、規定内クロックはOKです)

☆
1999/1/20改訂
1999/5/26改訂
2000/1/17改訂